チーム医療

総合的かつ先進的な医療提供を多職種によるチームにより実現

地域の皆様が慢性疾患を複数抱えていても、質・精度の高い検査や治療が受けられるよう多職種で構成されるチームによる医療を実現し、導入されている最先端の医療機器が診療の質と安全性の確保を支えています。
当院では検診を含めた検査による早期発見はもちろんの事、発見された場合は患者さんご自身が複数の治療から選択できるようなソフト・ハード両面の体制を整えております。

スタッフの協働・連携によるチーム医療


患者さんを中心に主治医・看護師や多職種が協力し合いながら、専門性の高い知識や能力を活かした組織横断的なチーム医療を積極的に行っています。
多職種のメンバーにより構成されたチームは、専門分野に関する知識・技術を用いて、日々患者さんへ水準の高い医療を実践しています。各種機関は業務を分担しつつ互いに連携しあい、患者さんの状況に的確に対応し、その結果として疾病の早期発見・早期回復・重症化予防など医療や生活の向上などの効果をもたらしています。
このような実践活動を通じて、スタッフ一人一人の知識・技術を集積していくことで病院組織全体の質の向上に大きく貢献しています。そして、一つの診療科、一つの専門領域だけが突出するのではなく、総合病院であることの強みと一人一人の優れた能力を最大限に活かし、病院全体をより高いレベルへと押し上げていく環境づくりに体制を整えています。

患者サポート・入退院支援センター

地域の医療ニーズに応えるため、急性期医療からリハビリを中心とした回復期医療、小児医療から地域包括ケアを支えるための医療まで幅広い医療提供体制を整えております。
入退院支援センターでは、入院治療や手術に関する入院前・退院後の準備が円滑に進むよう、看護師をはじめ必要に応じて専門スタッフがわかりやすく説明を行い、安心した医療が受けられるよう支援させていただいています。また、医療連携に関する様々な情報提供を通じ、地域医療・福祉機関との顔の見える関係づくりを推進しており、スムーズで切れ目のない医療が提供されるよう、地域の医療福祉機関と密接な連携によるトータルサポートをしています。

スタッフの協働・連携によるチーム医療

チーム活動と目的

  • クリニカルパス検討チーム
    • 医療の標準化に取り組み、患者さんに分かりやすい説明を目指します。
  • ACPチーム
    • 患者さんの意思決定支援に多職種で効果的に関わる方策を検討し、勉強会企画や医療現場の実践をとおして、ACPの啓発を行うことを目指します。
  • 摂食嚥下機能回復促進チーム
    • 経口摂取への回復支援、早期経口摂取に向けての評価及び方針決定の実践をとおして、早期栄養経路の獲得と機能向上、退院支援につなげることを目指します。
  • IBDチーム
    • 炎症性腸炎(UD/CD)に罹患した患者さんへ、専門的なチームが連携しながら介入し、安心して生活できることを目指します。
  • CPTこども虐待防止対策チーム
    • 児童相談所や諸機関との連携を構築し、児童虐待への組織的対応の具体的方法の策定を目指します。
  • がん相談支援チーム
    • がんサロンを立ち上げ、患者さんやご家族の相談を受ける場として心のよりどころをつくることを目指します。
  • 地域医療連携・介護ネットワークチーム
    • 地域関係機関との相互補完で互いに連携し協働する仕組みをつくり、患者さんやご家族の意向に沿った在宅復帰支援を目指します。
  • ADL維持向上チーム
    • 入院患者さんに早期のリハビリを開始し、ADLの維持や向上を目指します。
  • 認知症ケアチーム
    • 認知症についての知識を職員に普及し、認知症の入院患者さんが安心して生活できことを目指します。
  • 緩和ケアチーム
    • 生命を脅かす疾患に関連する問題に直面している患者さんやご家族の苦痛の軽減ならびに療養生活の質向上を目指します。
  • 術後疼痛管理チーム
    • 専門的知識を有した多職種にて、手術後の疼痛管理を要する方に、疼痛スコアの減弱、生活の質向上、合併症予防及び早期発見を目指します。
  • 感染対策チーム
    • 標準予防策の浸透を行い、院内感染防止の意識向上を目指します。
  • ASTチーム
    • 抗菌薬の使用状況を点検し、抗菌薬の適正使用を推進します。
  • NSTチーム
    • 患者さんの栄養状態を判定して、栄養管理に問題のある患者さんに最も効果的な栄養療法の助言や栄養管理を行います。
  • 転倒転落予防チーム
    • 入院患者さんの転倒転落防止対策のため、危険度のアセスメントや環境設定について協議し、療養生活上の安全を目指します。
  • 骨粗しょう症リエゾンチーム
    • 大腿骨近位部骨折の患者さんに骨粗しょう症の評価、治療介入を行うことによって二次性骨折を予防することを目指します。
  • 排尿ケアチーム
    • 入院患者さんの排尿自立対策を多職種協働で検討し、膀胱留置カテーテルの挿入を最小限にし、自立した排尿を推進します。
  • 臨床倫理コンサルテーションチーム
    • 患者さんの診療や看護における倫理的問題の相談を受け、検討や支援を行います。
  • 重症患者初期支援チーム
    • 集中治療を行う患者さんを対象に、医師・看護師に加えて第三者となるメディエーターが対応することで、患者さんやご家族が治療方針や、治療内容を十分に理解できることを目指します。
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